長らく10万円台が当たり前だったカレラが約25万円という価格になったのは、感慨深いともいえますが、実は2017年において20万円台前半という水準に既に達していました。
その頃登場したのは、黒文字盤のCS3111ですが、約22万円という価格で比較的早く売れていました。
それから長らく登場しなかったカレラは、海外での評価額などを考慮して、筆者としてはもう少し高い価格となるかもしれないと思ったのですが、2017年と大きく違わないというのは意外な点。
現在の価格は、カレラのキャラクター性を考慮すると安いという評価もできますが、1999年から2015年頃において約15年以上もの間、相場が変わらなかったことを考慮すると立派ともいえるでしょう。
ちなみに、同じレマニア製の手巻きムーブメントを搭載するオメガスピードマスター3570.50は、現在30万円近い価格。
という同じ要素を備えるのにスピードマスターより安いというのは確かです。
そして、最近数が少ないため、いつでも手に入るわけではないという点が3570.50と大きく違うといえるでしょう。
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