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2015年8月12日更新

安値の時に買っておけば良かった、男性用シャネルJ12

J12、2000年代中頃は男性用が意外にもウケていて、2015年でいうところのパネライ感覚で受け入れられていました。

要するに、ロレックスに飽きた人が“ロレックス感覚で使える別の時計”というポジションにピッタリとハマったのです。

とはいうものの、白いセラミックの時計。
さらに「シャネル」ときたらちょっと派手すぎるので男性に受け入れられないのでは、と思っていました。
それが、上記の通り2000年代中頃(2007年頃まで)は受け入れられており中古でも50万円以上出さないと買えないこともあったのです。

そして2008年秋ごろからリーマンショックの影響によりJ12は一気に安値へと向かいます。

J12のように男性用でありながら、女性用とも見分けが付きづらい時計
この傾向はカルティエパシャCにも該当します。

パシャCの場合、リーマンショックで価格が下落した後、2015年においても全く価格が回復する見込みがありません。

よってJ12の価格も回復しないのかとおもいきや、
J12は高くなっているのです!

ロレックスパテックフィリップなどは、2015年現在リーマンショック以前の高値よりも更に高い相場となっています。

しかし、J12の場合そこまではいっていない模様。

とはいうものの、楽天最安値が41.8万円まで到達したということは、
ヤフオクで個人売買を行ったとしても38万円ぐらいで売れる可能性があります。

というわけで、25万のときに購入していれば10万円台の利益が見込めた、というJ12でした。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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