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変化した様子、ロレックスGMTマスター2 116719BLRO

今年のバーゼルでは、ステンレスに青赤ベゼルが復活したという点が注目されましたが、2014年から存在するこのWG青赤にも、ひっそりとした変化があったのです。

それは、文字盤色が紺に変化したという点で、それまでの黒文字盤から、WG専用色の紺文字盤となったのです。

すると、中古市場では早い段階において旧モデルとなった黒文字盤の116719BLROに変化の兆しが見え、3月頃から数が減ったり価格上昇傾向が見られるようになったのです。

そして、2018年6月時点で中古のボトム価格が339万8000円となり、2017年1月の新品より約35万円の上昇となっているのです。

ただしこの116719BLROは、実は2015年時点の新品実勢価格(5社平均)が約340万円という水準だったため、今の中古相場では2015年5月より安いということになります。

とはいえ、2015年5月という時期は116919BLROが出て間もない時期といえるため、2017年より新品実勢価格が高い水準だったというのは自然です。

以上のことをまとめると、現在の中古相場は、デビュー当初の新品実勢価格より安いものの、落ち着いた時期における新品実勢価格よりは高くなっているという事になります。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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