メリディアンは90年代から存在するパシャCのGMTモデル。
地球をイメージした専用文字盤仕様とし、さらに「メリディアン」という名称を与えたのは、カルティエらしいセンスが光る点だと思います。
そんなメリディアンという存在は、パシャCの中でも比較的知名度が高く、人気モデルといえる存在だといえるでしょう。
そしてこのメリディアンは、2016年11月と比較してやや値上がり傾向となっているのです。
ちなみにメリディアンにはいくつかのリファレンスが存在するのですが、中には見た目がそっくりなのにリファレンスが違うというモノがあります。
後期モデルでは黒文字盤が追加されたり、デイト表示部分の拡大鏡が省略されたりしたので、リファレンスの違いは分かりやすいのですが、第一次腕時計ブームの2000年前後において現行モデルだった「デイト拡大鏡付き」モデルには2つのリファレンスが存在するのです。
文字盤などを見る限り全く同じに見える2つのメリディアンですが、裏蓋を見ると“年式が違う”ということが分かります。
以前の記事でもお伝えしたように、パシャCには旧タイプの裏蓋と新しい裏蓋が存在。
新しい裏蓋は、発光塗料がトリチウムからルミノバとなった1998年か99年頃に登場した模様ですが、メリディアンの場合は新旧裏蓋でリファレンスが異なるのです。
ちなみに、見た目が変わらず裏蓋が新しくなったのはメリディアンに限らず、黒文字盤や白文字盤でも同様ですが、メリディアンのみリファレンスが変更されており、
となっています。
現在、この「拡大鏡付きモデル」はどちらのリファレンスでも特に価格に差があるという状況ではありませんが、2016年の個体とこの記事の個体はどちらも旧裏蓋のリファレンスです。
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