2018年7月の今、現行世代のノーチラスの中古相場はいずれも500万円以上という印象があります。
現在、500万円以下で購入可能なメンズサイズは、2つしかなく、そのいずれもが革ベルトモデルという傾向があります。
そして、今最も安い現行世代という存在が、5711Jというモデルです。(2018年7月15日時点)
5711Jは、「J」が示すとおりイエローゴールドモデルなのですが、現行世代のノーチラスにおいてYGの採用は珍しいといえます。
3800時代において、金無垢モデルにはYGが採用されており、ブレスレットもYGモデルとなっています。
それが5711世代では、YGのポジションがローズゴールドに置き換わったという印象があります。実際、ブレスレットの金無垢モデルにYGは存在しません。
けれども実は、革ベルトモデルにはYGとRGの両方があるのです。
そんな5711Jという存在は、2009年7月における新品実勢価格が約248万円という水準。
今となっては、革ベルトとはいえノーチラスの金無垢モデルが248万円というのは「安い」という印象ですが、当時としては高級モデルにふさわしい価格帯だったように思います。
なぜなら、現在人気モデルとしておなじみの、5711/1A青文字盤の新品は約197万円という水準で、ステンレスより高いという価格帯に位置していたからです。
今となっては、5711/1A-001の中古は500万円以上という水準で、この5711Jより高い位置となっているため、2009年において5711Jという選択はややもったいなかったと思ってしまうかもしれません。
しかし、5711/1Aと比べると値動きしていない印象の5711Jでも、実はかなりな値上がり傾向となっており、2009年時点の新品より現在の中古安値のほうが200万円以上高いという状況であるのです。
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パテックフィリップノーチラス5711Jの価格比較
時計名 | 状態 | 2009年7月の新品実勢価格(2社平均) | 期間 | 2018年7月の中古安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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パテックフィリップ ノーチラス 5711J |
新品 | ¥2,489,900 | 9年 0ヶ月 |
¥4,510,900 | 2,021,000 | 181.17% |