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緑文字盤は優秀と感じる、GMTマスター2116718LN

この116718LN緑文字盤は、2016年から2017年の約1年間で約18万円の値動きとなっていましたが、2017年から2018年の1年間でも約22万円の上昇となっています。

2016年といえば、多くのロレックスが安くなった年で、2017年は多くのロレックスが高くなったという印象があります。

そのため、2016年から2017年の値動きはそのような影響に伴う値動きかとも思うのですが、2017年から2018年にかけてもこの116718LNは同水準の値動きとなっています。

ですから、この2年間において、116718LN1年で20万円程度の値動きをする傾向だといえます。

ちなみにこの時計、以前は「青赤」ベゼルの116719BLROと価格帯が異なる印象でしたが、2017年にBLROが値動きしなかった一方で、この緑文字盤が値動きしたことから、両者の価格差は狭まっていました。

その時点の価格差は約27.6万円だったのですが、2018年の今では約30.4万円となっています。

116718LNが値上がりしているにもかかわらず、116719BLROとの価格差が狭まっていないのは、BLROが2018年に値上がりしたからだといえます。

今年2018年といえば、SSの「赤青」126710BLROがデビューし、116719BLROも青文字盤へと変更されています。

そのため、なにかと「赤青」に対する注目度が高くなり、116719BLROは2017年よりも値動きしたのでしょう。

ただ、そういった「青赤」への注目度が高い2018年においても、2017年と同水準の値動きをしているこの緑文字盤は優秀といえるとも感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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