腕時計投資新聞

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ラバーベルト搭載のフランクミュラー、コンキスタドール

コンキスタドール、ステンレスブレスレットモデルとラバーバンド、革ベルトモデルがあるのです。

革ベルトモデルはブルガリのようにデザイン的に特徴のある革ベルト。よって他社製革ベルトをつけることが実質できません。

時計店でよく売っていたのはステンレスブレスレットとラバーバンド。

特にラバーバンドはフランクミュラーのデザインにラバーというカジュアルスポーツ要素が加わったので、気になる1本でした。

当時のラバーベルト搭載の高級腕時計というと、

  • アクアノート
  • ロイヤルオークオフショア
  • パネライルミノール44mm
  • ブルガリスクーバ
  • カルティエヴァンテアン
  • ブルガリアルミニウム


  • ぐらいしか選択肢がなく、フランクミュラーのようなブランドで“ラバーベルト”となると目立つ存在だったのです。

    ラバーベルトとステンレスブレスレットの価格差は約10万円以内だったと思います。

    ヨットマスターロレジウムの新品が698,000円だった頃、コンキスタドールのラバーベルト仕様も同じく698,000円

    どちらを買うか迷った方は多いのではないでしょうか。

    2000年代前半に有難がられたコンキスタドールも、時が経つと安値傾向となり、今ではパネライルミノールベースよりも安い相場となっています。

    これが698,000円もした頃、ルミノールベースは35万円ぐらいで購入可能だったので、過去の投資実績としてはパネライの方に軍配が上がります。

    フランクミュラーって日本国内代理店が販売したモノでないと国内でのサービスが受けられないことは有名です。

    よって、この時計、ラバーベルトが傷んでしまったらどうするのでしょう。

    とはいっても多くの並行品が流通してから15年近く経っている訳で、今でもラバーベルトが傷んで“大変なことになっている”モノを見かけない、ということは何かしらの手段があるのでしょう。

    2016年現在においても、ラバーベルトの時計ってあまり多くありません

    よって、これから夏を迎えるこの時期に、ラバーベルトの時計がなんだか気になる方は、ちょっとだけ検討してもいいかもしれませんね。

    もっとも、価格的なライバル、パネライルミノールのほうに軍配が上がってしまいそうですが、、これ、かつてはルミノールベースより高いこと、考慮してみると、ちょっとだけ良いと思いませんか。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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