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茶金ジュビリーの魅力、GMTマスター2 16713

茶金ベゼルのGMTマスターは、4桁時代からコンビ以上に設定される色としてお馴染みで、青赤の次にGMTマスターシリーズを象徴する色だとも感じます。

しかし、この茶金ベゼルは、青赤が復活した現在において、まだ6桁には登場していないのです。

昨年2018年のバーゼルで、RGコンビに新色のベゼルが発表されましたが、それは茶金ではありませんでした。

この茶金ベゼルとブラウン文字盤の組み合わせは、まさに共感覚を刺激する配色だといえますが、ジュビリーブレスレットと組み合わさることで、それをさらに強調していると感じます。

ですから、このモデルは最もGMTマスター2の独特な格好良さを演出していると感じ、さらには6桁世代では採用されていない配色のため、より一層魅力的に感じるわけです。

そういった意味では、2016年8月から約48万円という値動きとなったのは、まったく普通のことであり、むしろ、ほかのモデルの値動きを考慮すると、そこまで値動きしていないともいえるぐらいだと感じます。

このモデルは、ノーチラス的な珍味感が強く、GMTマスター2の中でも目立って魅力的に映ります。

しかしながら、値上がり傾向の今においても5桁の緑サブなどより安いという側面もあるため、茶金という存在に対しての注目度は、まだまだそこまで高くなっていないともいえるのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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