2018年に久々に復活した「青赤ベゼル」のSSモデル。
青赤ベゼルといえば、2007年までGMTマスターシリーズを象徴する色でしたが、セラミックベゼルの6桁世代になると廃止されてしまいました。
また、廃止となったのは青赤に限らず、全てのカラーベゼルがGMTマスター2において廃盤となったのです。
カラーベゼルが復活となったのは、2013年のことですが、その際登場したモデルこそ、現在の大人気モデルである116710BLNR。
ただ、BLNRは「黒青」という新色でした。
結局「青赤」はその翌年2014年に復活することとなるのですが、そのベゼルを装着したモデルは、WGの高価なモデルだったのです。
青赤ベゼルといえば、現在では人気がありますが、かつての新品実勢価格は30万円台。それに対して、WGの116719BLROは300万円前後という水準が当たり前。
かつてよりだいぶ値上がりした、現在の16710水準を基準としても、さすがはホワイトゴールドだけあって、ずいぶんな高価格帯に位置しています。
そのような高級モデルも魅力ですが、やはり腕時計ファンとしては、6桁世代のステンレスの青赤も見てみたいという気持ちが強かったといえるでしょう。
そして、2018年、その期待に沿ったかのように、ステンレスの青赤ベゼルが登場。同時に、2007年以降廃止されていたジュビリーブレスレットも復活となったのですが、注目度はかなり高く、その実勢価格は、ホワイトゴールドもびっくりな高価格帯だったのです。
そういった意味では、SSを買うなら、いっそのことWGを買ってしまったほうが、なんだかお得と感じてしまっても仕方がありません。
しかし、お得か否かは、未来の相場が教えてくれます。
その代表的な例だといえるのが、116500LNですが、デビュー当時の新品実勢価格は、定価より高い「プレミア価格」。当然割高感が強いわけで、2016年の印象としては、決して「お得」とは感じません。
それが、2019年現在の見方ではその評価は180度変わっています。なぜなら、現在の中古ボトム価格より、2016年の新品実勢価格のほうが92万円ほど安いから。
もしも今、約184万円で116500LNの白文字盤が売られていたならば、多くの人が「安い」と思うでしょう。
話を126710BLROに戻しますと、このモデルのデビュー当時の新品実勢価格より、現在の中古ボトム価格のほうが高ければ、116500LN同様、かつて割高と感じた新品プレミア価格が、実はお得だったといえます。
では、どうなったかというと、なんとこの126710BLROも116500LN同様、デビュー時の新品実勢価格より、その後の中古ボトム価格が高いという状況です。
2018年11月の新品実勢価格、安い順の3社平均値は、約197万円という水準。それに対して、2019年7月現在の中古ボトム価格は約209万円。
実に、デビュー時の新品実勢価格より、10万円以上高くなっているのです。
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ロレックスGMTマスター2126710BLROの価格比較
時計名 | 状態 | 2018年11月の新品実勢価格(3社平均) | 期間 | 2019年7月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス GMTマスター2 126710BLRO |
中古 | ¥1,971,093 | 0年 8ヶ月 |
¥2,095,000 | 123,907 | 106.29% |