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この1年の様子、カラトラバ5296G-001

5296G-001には、現在この記事の個体より安いモノが存在しますが、それはBランクであるため、ABランク以上の個体としてはこの記事の個体がボトムとなります。

カラトラバ、まして5296G-001のようなモデルでBランクの個体は珍しいため、一見すると値下がりかと思うところですが、Bランクの個体は文字盤にもシミがあるなどのダメージがあります。

ちなみにこの5296には、この記事の個体のように文字盤デザインが特徴的な「-001」と、シンプルな文字盤の「-010」があります。

-001は2018年の様子だと、-010より高いと判断することができましたが、2019年の今ではなんと「-010」のほうが高い模様。

実際、5296G-001約224万円であるのに対し、5296G-010約235万円という水準です。

この5296G-001に対する高評価は、特徴的な文字盤が評価されているからなのかと思いましたが、上記の事情を考慮すると、文字盤に対する評価というよりも、センターセコンドの現行世代カラトラバが評価されているのかもしれません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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