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2019年11月5日更新

コレクター目線でグッとくるのでは、ヘミポッドK18YG

ヘミポッドのイエローゴールドモデルは、2017年の段階で、60万円台後半という額で購入可能でしたが、今では90万円台後半

また、以前は一定周期で中古を目にする傾向がありましたが、2017年以降はほぼ見かけなくなりました。

そういった希少性や魅力から、このK18ヘミポッドは値上がり傾向となったのでしょうが、この値動きは筆者としては「なるほど」という感覚があります。

以前の記事でも指摘したように、アイクポッドのコンセプトは、K18やトゥールビヨンといった「高級要素」と交わるとより面白いと感じるため、このK18ヘミポッドが評価されるのは納得であります。

ただ、その数はかなり少ないため、今後もマニアックな需要にとどまるという気もします。

以前からアイクポッドを知っている時計マニアは、アップルウォッチが出たことによってアイクポッドの良さを再認識したかもしれませんが、まだまだ、新規のファンを生み出すという影響はない様子。

おそらくアイクポッドという存在自体を知らない方が多いと思うので、何かのきっかけでアイクポッドを知る人が増えたならば、それなりに需要が増えるのではないかと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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