ブラックシェルという要素は、現在人気要素という印象があまりないと感じますが、プラチナエルプリに採用されたということを考慮すると、ロレックス自身にとっては「スペシャル」であるということなのだと思います。
そういった意味では、時計ファンからの評価がもっと高くなっても良いと感じるわけですが、それは中古水準からも同様な印象を感じます。
2012年と現在の比較では、この116518NRは約118万円という上昇額となっているため、一見すると優秀ですが、2012年との比較ではこのような価格差は珍しくなく、ましてデイトナレベルの人気モデルとなると、なおさら珍しくありません。
また、他のデイトナとの価格差という観点では、2012年も現在もそれほど優秀とは感じません。
実際、2019年現在の水準では、通常文字盤の116518に対してこの116518NRは約19.5万円の差しかないのです。
ロレックスは、レア文字盤と通常文字盤との価格差がかなり大きくなるとなることもありますが、通常文字盤とシェル文字盤という定価自体が異なる比較として、この19.5万円という差は、かなり評価されていないという印象になります。
ですから、この116518NRは、
という点から、今なかなか興味深い1本だと感じるのです。
|