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異変を感じる、デイデイト118206アイスブルーローマン

ちなみに、先日まで118206のボトムには、308万円(バーイデックス)という個体があったのですが、そちらは記事準備中に売り切れとなってしまいました。これまでの印象だと118206が記事準備中に売り切れとなるようなことはなかったため、こういったこともやはり異変だと思うわけです。

なお118206は、2015年9月時点では約307万円という水準だったため、現在水準は2015年に近いといえるかと思います。

2017年以降、多くのロレックスは上昇しましたが、118206アイスブルー文字盤に関しては、最も高い時期だったのが2015年といえるわけです。

パテックフィリップアクアノートなども、2018年に至るまで“2014年のほうが高かった”という状況が長らく続いていましたが、118206にも同じようなことが起こっていたといえるでしょう。

そうすると、2015年程度に回復した118206の今後の動きがどうなるかが気になるところですが、アクアノートの例を見ると、さらなる上昇となっても不思議ではありません。

しかしその一方で、今年2020年のバーゼルで、もしもデイデイト36にプラチナモデルが追加されたならば118206への注目度が低くなるのではないか、という懸念もあります。

今後118206アイスブルーの相場がどうなるかは分かりませんが、数年ぶりに相場が大きく動くという面白い状況となっているのは確かだといえるでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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