この緑文字盤という存在は、116528時代には無かったため、116508を選ぶ最大の理由になりそうだと推測できますが、そういったことは中古相場を見ても明らかだといえます。
なぜなら、同じ116508でも白文字盤は現在400万円台で購入可能であるのに対し、緑文字盤となると500万円以上だからです。
ですから、他の文字盤色に対し100万円程度の差をつけているのが緑文字盤であるわけで、明らかな人気文字盤色だといえます。
「緑」という色は、ロレックスのコーポレートカラーでもあるため、緑サブなど、人気モデルを生み出しやすい傾向があるといえますが、デイトナのようなとても強いモデルとの組み合わせとなると、500万円台となるのでしょう。
500万円台といえば、3年前の116506、すなわちプラチナデイトナの価格帯だったわけですが、それに近い水準が今やYGでも実現されるというのは、やはり「すごい!」という感想にほかなりません。
この116508緑文字盤は、デビュー時の新品実勢価格より高いという状態となっているわけで、2016年、2017年上半期といった時期に購入していたならば、買った値段より180万円以上高くなったという凄まじい経験となったわけです。
デビュー時において割高感があった116508が、3年後には割高どころか大正解だったとなるのが腕時計選びの面白いところだといえるでしょう。
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