この3575.30が目立って下落した、2019年7月と今回の2020年5月という時期には、下落トレンドということが共通しているといえます。
3575.30は、下落トレンド時において“値下がり傾向”となっているため、分かりやすい動きともいえますが、「異例」と感じる点もあるのです。
それは何かというと、他の限定オメガの値動きと違うといったことなのですが、実は現在、限定オメガで下落しているモデルはあまりないのです。
先日お伝えしたスヌーピーに関しては、1年前とほぼ変わっていない様子ですし、アラスカプロジェクトについては、2019年水準よりもやや上昇といったところであるのです。
それに対して、この3575.30は、これまで評価されていた限定モデルでありながら、今回値下がりしているのです。
とはいえこの時計、あくまで筆者の肌感覚ですがコロナによる下落トレンド以前から値下がりの兆しがあったように感じていました。
もしもそれが正しいのであれば、この値下がりは現在の下落トレンドに影響されたものでないということになるわけですが、他の限定オメガのと違うという観点からも、この説明はしっくりくると感じます。
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