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400万円台中盤という水準、ロイヤルオーク15202ST.OO.0944ST.01

近頃、3800/1A400万円台という水準に到達しており、優秀な値動きをしているわけですが、15202ST.OO.0944ST.01がそれを超えたというのは、ロイヤルオークが以前よりも評価されるようになったということだと思います。

ただし、この15202ST.OO. 0944ST.01のライバルは、3800/1Aというよりも5711/1Aのほうが適当ともいえます。

ノーチラスには、ロイヤルオーク15202ST系に該当する存在がないため、15202とノーチラスを比較するのは難しい側面がありますが、新品時の実勢価格やその後の中古相場の観点から、15202ST.OO. 0944ST.01は3800/1Aと比べるのが分かりやすいわけです。

ちなみに、世代的にこの15202ST.OO. 0944ST.01は2005年前後に現行だったという感覚がある一方、3800/1A-0012000年前後に現行だったといえます。

3800/1Aは2005年頃には生産終了となっていたため、同一世代とはいえない側面があり、実際当時の印象としても15202ST.OO. 0944ST.01のほうが新しいモデルというイメージでした。

ただ、2006年頃や2010年の15202ST.OO. 0944ST.01相場が3800/1A-001に近いということから、「15202ST.OO. 0944ST.01のライバル」として3800/1Aは分かりやすい存在なのです。

これら2本は、2010年から2021年にかけて『同水準(2010年)⇒3800/1Aのほうが高い(2017年)⇒15202STのほうが高い(2021年現在)』という変化になるわけですが、「ノーチラスの上昇が再び活性化してきた今」において、15202ST3800/1A以上の水準となったことに驚きます。

そういった意味では、今の時代は「ノーチラスロイヤルオークも凄い人気度」だといえるかと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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