さて、この116523と同世代の近頃の様子といえばどうなっているかというと、116520が200万円以上になったという大きなニュースがありました。
2016年頃の段階では、この116523と116520は同水準だったわけですから、年々その差は広がっていたといえるわけです。
その観点からすると、「やはりコンビは値動きしない」ということにもなるわけですが、結局のところ、どちらも値動きしていることに違いはありません。
もちろん、価格帯が同じだった2016年の選択としては、116520を買ったほうが正解だったといえるわけですが、時期によっては116523のほうが正解だったといえる場面があるといえます。
116520は、2018年から2年近く値動きしなかった経緯があるため、そのような時期においては、むしろ116523のほうが優秀といえる側面があったのではないでしょうか。
ですから、どちらが良いというのは、時期によって変わるわけで、必ずしも「コンビよりもステンレスがすごい」というわけではないのです。
ちなみに、筆者個人的には、116523の中ではこのグレー文字盤が魅力的だと思っているのですが、その理由は、見た目が好きだからということの他に、お得感があるという点があります。
「グレー文字盤」という要素は、当時のロレックスでは、コンビ以上に採用されるといった傾向があり、5桁サブマリーナやGMTマスター2については、ダイヤ文字盤専用色でした。
実際、デイトナでも116520にグレー文字盤はないわけで、コンビ以上の専用色といった立ち位置だといえます。
ですから、せっかくコンビを買うならば、コンビ以上でしか選択できないグレー文字盤がお得感があると思うのです。
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