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以前と同じように動いている、『デイトジャスト2』116300銀文字盤

デイトジャスト2が登場したのは2009年。通常のデイトジャストとは、ムーブメントとケースサイズが異なるという内容ゆえに“2”と名付けられた模様です。

このデイトジャスト2の登場まで、メンズサイズのデイトジャストは1サイズのみだったわけで、それには長年36mmが採用されていました。

一方で、このデイトジャスト2は41mmというケースサイズ。2000年代といえば、ケースサイズの大型化というトレンドがありましたが、その波がデイトジャストにもやってきたといえるでしょう。

また、この時期デイデイトにも“2”が登場していましたが、これら“2”は、その後デイトジャスト41」「デイデイト40」と置き換えられ今に至ります。

このデイトジャスト2のムーブメント、キャリバー3136は、このモデルとともに2009年に登場しましたが、その後のデイトジャスト40では再び新型ムーブメントが採用されたため、ロレックスとしては珍しい短命ムーブメントだといえます。

デイトジャスト2は、一見すると通常のデイトジャストと何ら変わりがないように見えますが、実は詳しく見ていくと、かなりな意外性があるわけで、マニア受けする1本だといえるでしょう。

そのようなことから、中古市場での評価も高く、この5年近くの間、1年で10万円程度の値動きといった傾向があるのだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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