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ノーチラスでいう3800に相当、オーデマピゲ『ロイヤルオーク』は70万円台

ノーチラスといっても、ジャンボサイズとなった現行型ではなく、長らく主力モデルだったミディアムサイズの3800のライバルがこれ。

ちなみに、近代的なラージサイズのロイヤルオークは自社ムーブメント+裏スケ化されて100万円を超える相場となっています。

ロイヤルオークにもノーチラス3900のように、主に80年台に製造されたと見られるクオーツモデルが存在し、それが一番安い相場です。

ミディアムサイズ+自動巻の15000STは、まさにノーチラス3800のライバルと言ってよい内容の時計。

ちなみに、ムーブメントは自動巻といってもジャガールクルト製のJLC960

この時計、現在150万円以上するノーチラス3800よりだいぶ買いやすい相場となっています。

当然、オーバーシーズのラージ自動巻より高いですが、3800と似たような時計がこの相場は検討のしがいがある価格でしょう。

特に白文字盤は近代的なロイヤルオークのイメージで、非常に格好良いと思います。

しかし、注意しなければいけない点が存在。

それは、モデルが多々あるということ。

今回の時計は15000STですが、14790STというのも存在。

ただでさえ、オフショアのクロノグラフやら通常モデルのクロノグラフやらモデル数が多く、見分けにくく、ややこしいロイヤルオークのラインナップをより複雑にしています。

パテックフィリップロレックスのように普通の人がリファレンスを覚えられるぐらいシンプルにすればもっと異なった相場になると思います。

なお、現在の約75万円という相場で買えるロレックスのステンレスモデルはGMTマスター2(青赤ベゼル)。

かつてGMTマスター2新品34万円で売っていた頃におそらく70万円以上はしたこのロイヤルオーク

GMTマスターの青赤ベゼルとロイヤルオーク(自動巻)が比べる対象になるなんて、昔では考えられないことです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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