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2017年水準との差が10万円未満、ヨットマスター116622プラチナ文字盤

では、これまで116622プラチナ文字盤は、どういった値動きをしていたのか。その答えは以下となります。

  • 2017年2月 約82万円
  • 2017年7月 約101万円
  • 2017年11月 約117万円
  • 2018年9月 約107万円
  • 2020年1月 110万円
  • 2020年6月 約105万円
  • これを見ると、特に大きく変わったのが、2017年2月⇒7月⇒11月で、それ以外の時期はそこまで変化がないといえるでしょう。

    なぜ、2017年7月から11月までにかけて目立った上昇となっていたかというと、このプラチナ文字盤の廃止が判明したからだといえます。

    当時筆者が、業界の方から聞いた話によると「今後ロレックスは、プラチナ文字盤のような手間のかかった文字盤を作らない」とのことでしたが、そういった話を聞くと、2017年2月⇒7月⇒11月の目立った上昇も納得できます。

    けれども、その後不思議と116622プラチナ文字盤は、100万円台110万円台を行ったり来たりするという傾向になってしまいます。

    そして、今回、久々に上昇し、プラチナ文字盤としては初の120万円台という水準に達したわけですが、実は2017年11月水準と比べてしまうと8万円の差にすぎないわけです。

    つまり、116622プラチナ文字盤は、2017年水準との相場差が10万円未満という珍しい1本であるのです。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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