数年前と比べると「ほぼ全てのロレックスは高くなっている」という感覚があるかと思います。
実際、最近では、“値動きしない”と思われていたようなモデルにも結構な上昇傾向が見られます。例えば、5桁デイデイトなどは長らく120万円前後といった感覚でしたが、現在では198万円という水準に達しているわけです。
そして、スポーツモデルとなると、もはや「すべてが高くなっている」といっても過言ではないでしょう。
実際、2017年と今とでは、「倍近く違う」というモデルも珍しくありません。
しかし、そんなスポーツモデルの中で、実は現在「そこまで変わらない」という存在があるのです。
これまで「変わらない」といった傾向だったのは、ミルガウスの116400GVといった傾向がありましたが、もはやそれを持ってしても2017年水準と2021年水準とでは、ずいぶんな差があります。
実際、2017年において116400GV黒文字盤は、50万円台で購入可能でしたが、現在水準は90万円台となっています。
116400GVは、2017年の段階で「変わらない」という傾向があったわけですが、それから4年後の今となっては、『50万円台⇒90万円台』という変化をしているわけです。
ミルガウスですらこういった変化があるわけですから、やはり「変わらない」という存在が本当にあるのか不思議に思われることでしょう。
では、その「変わらない」というモデルは、何なのか。その答えは、ヨットマスターの116622プラチナ文字盤であります。
116622といえば、ダークロジウム文字盤が人気という傾向があり、そちらはそれなりに変動する様子。また、青文字盤も先日お伝えしたように、近頃ではなかなかの変化となっている傾向があります。
それに対してプラチナ文字盤は、2020年6月⇒2021年7月で約19万円の上昇という変動。これを見ると、他のモデルと比べて地味ではあるものの「それなりに動いている」と思われるかもしれません。
けれども、これまでの116622の水準を見ると、実は長らく動いていないという事がわかるのです。
ロレックスヨットマスタープラチナ文字盤116622の価格比較
時計名 | 状態 | 2020年6月の安値 | 期間 | 2021年7月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス ヨットマスター プラチナ文字盤 116622 |
中古 | ¥1,053,800 | 1年 1ヶ月 |
¥1,253,000 | 199,200 | 118.90% |