腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

10万円以下で楽しめる宝飾カジュアル、ブルガリ『アルミニウム クロノグラフ』AC38TA

針に発光塗料が無いモノは前期型、発光塗料があるのは2002年頃から出た後期型です。

3針のアルミニウムというとこれと同じ38mmが自動巻の機械式でその他はクオーツ。

3針は自動巻モデルですら5万円前後の相場という感じなのに対してクロノグラフは10万円に近い額と比較的高め。

上記のモノは約7万5000ですが、それぐらいの価格ですとすぐに売れてしまうイメージです。

これだけファッショナブルでカジュアルなクロノグラフが10万円以下で楽しめる、ということに需要があるのでしょう。

クロノグラフ+ラバーベルトは、いかにも休日という感じがして、たまの遊び時計としては最適なポジションだと思います。

これが新品で売られていた頃の並行相場は24万円ぐらい。3針のほうは15万円ぐらいだったため、中古相場となるとクロノグラフのほうが相対的にはお得。

とはいえ、上記の通り、クロノグラフ=約10万弱3針=5万円前後という相場が長らく続いているので、7万5000円は安いほうなのです。

2005年頃からはパネライの影響を受けてか44mmという巨大サイズアルミニウムも作られました。

現在相場において、44mmのほうが断然高いのですが、38mmのサイズのほうがまとまりがある良いデザインだと思います。

また、2004年頃からはカーボン調の黒文字盤も登場。こちらも通常の文字盤と比べると高かったのですが、ここ最近は通常の文字盤と遜色ない相場となっています。

最近人気のないブルガリですが、このアルミニウムのクロノグラフは結構人気があるモデルなため、売買数も多め。

また、3針と比べると流通相場が高いということや、クロノグラフ内容だけに大切に扱われる傾向があるようで、3針より程度の良いモノが多い印象です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -