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1月水準に対して61万円程の値下がり、サブマリーナ126610LV

今年は、1月、2月までものすごく派手な上昇を見せるモデルが多かったわけですが、3月になるとそういった動きが鈍化。

そして、この126610LVのように値下がり傾向となっているモデルがちらほら見られる状態です。

今の状態は、一見「安くなった」と感じても、ボトム価格だけ安価で、それ以外は2月水準並かそれ以上、となっているモデルが多いといえます。

その一方で、このサブマリーナ126610LVノーチラス5711/1A-010は「はっきりとした下落」という状態。売出し個体の半数程度が1月や2月水準以下となっているわけです。

現在、はっきり下落となっているモデルはそこまで多くないわけですが、現行緑サブやノーチラス青文字盤といった有名モデルが、派手な下落となっているため、「値下がり」といったキーワードが目立ちやすい状況だと思います。

今のところ、下落トレンドといった感覚はなく、全体を見渡すと、「上昇」「停滞」「下落」があるわけです。

確実にいえることといえば、「2月までの勢いはなくなった」という程度だと思います。

ただ、こういった「上昇」「停滞」「下落」が同時並行という値動きは、2015年以降として珍しいといえるため、現在の状況は、今後どのようなケースとなるのか興味深いといえます。

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●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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