パテックフィリップ、オーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンタンは、雲上時計といわれるブランドですが、それらが展開するスポーツモデルは近年「大人気」という状況です。
とはいえ、各シリーズが「大人気」、つまり中古相場が活発に値動きするようになった時期は異なり、ノーチラスが2017年、ロイヤルオークが2018年となっています。
それに対して、このオーバーシーズは2021年と、中古相場が活発化したのはここ1年ぐらいのタイミングであります。
そんなオーバーシーズですが、最も派手に値動きするといえるのが、現行モデルの青文字盤、4500V/110A-B128です。
この4500V/110A-B128は、今年3月時点において、“1ヶ月で160万円高”といった派手な変動をしており、その結果3月時点の水準は898万円に達していました。
2020年12月時点で4500V/110A-B128は、約293万円だったことを考えると、1年3ヶ月程度で605万円程も高くなっていたわけです。
しかしながら、そんな4500V/110A-B128は4月上旬に下落。その際、777万円となっていたのですが、それは“1ヶ月で121万円の値下がり”という状況でした。
そして、それから3週間少しが経過した今、4500V/110A-B128は再び下落している様子が目立っているのです。
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年4月 の安値 |
2022年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ヴァシュロンコンスタンタン
オーバーシーズ 4500V/110A-B128 |
中古 | 0年 0ヶ月 |
¥7,770,000 | ¥6,578,000 | -1,192,000 | 84.66% |
現在、4500V/110A-B128のボトム価格は、約657万円となっているのですが、これは4月上旬水準よりも約119万円の下落という値動きです。
また、4500V/110A-B128は、現在14個体程度が売り出されている様子ですが、そのうち6本が4月上旬水準、すなわち777万円よりも安価。分かりやすく値下がりとなっている状態だといえます。