そして、この3710/1A-001、最もインパクトのある数値が残価率であります。
先のように、ノーチラス&アクアノートは、今年2月3月頃まで「ガバッと上昇」していた反面、その後は下落となった経緯がありますが、2月頃⇒6月頃では60%台前半といった残価率が目立っています。
ロレックス人気モデルの場合、下落したといっても残価率は70%台や80%台といった数値であるため、それと比べるとノーチラスとアクアノートは値下がりインパクトが大きく「乱高下」した印象です。
そういったノーチラスの中でも、この3710/1A-001については、3月⇒7月の残価率が50%台後半といった状態。筆者調べでは、最も値下がり幅が大きなノーチラスといえる様子であります。
さらに3710/1A-001の1080万円という現在水準は、今年1月水準を下回っている状態。他の人気モデルの場合、『2月にガバッと上昇⇒3月下旬ぐらいに下落⇒1月並みに落ち着く』といったケースが目立ちますが、この3710/1A-001は、今年1月並どころか、2021年6月に近い水準となってしまっているのです。
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