この1年間におけるロレックススポーツモデルの値動きは「値下がり」という印象があります。
2022年といえば、3月頃まで急上昇トレンドがあったわけですが、4月頃からは下落。その結果、現在水準は、2021年秋頃と同等といったモデルが多く、「2022年春の急上昇は失われた」という例が目立っています。
ですから、人気モデルの多くは、2022年春水準と比べると『残価率が80%以下』ということが珍しくなく、特に雲上スポーツ系では60%台といった数値が多い印象です。
しかし、今回お伝えするヨットマスター2については、値下がり幅が弱い傾向があります。
コンビモデルである116681は、昨年5月に約311万円という水準でしたが、現在は290万円。この1年間で21万円程度の値下がりにとどまっており、残価率も約92%という水準であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年5月 の安値 |
2023年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ヨットマスター2 116681 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥3,119,000 | ¥2,900,000 | -219,000 | 92.98% |
なお、前回116681をお伝えしたのが2022年5月であるため、今回はちょうど1年前との比較としています。
そのため、「2月頃はもっと高かったのでは?」と思われるかもしれません。
実際、他のスポーツロレックスの場合、2022年2月⇒5月で残価率が80%台ということもあるわけですから、「2022年トップ水準との比較」という意味では2月頃と比べるのが妥当だといえます。
しかし、この116681の2022年2月水準は約314万円。5月水準と大きく変わりないのです。
ですから、116681は2月を含めた“2022年春水準”との比較でも、残価率は90%台ということになるわけで、値下がりに強いスポーツロレックスといった印象になります。