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現在相場考察

値下がり幅が弱い傾向、ヨットマスター2 116681

2023年5月10日更新
ロレックスのヨットマスター2116681について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年5月の安値と2023年5月の安値を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は21万9000円の値下がりだった。

ヨットマスター2 116681についての考察(2023年5月)

この1年間におけるロレックススポーツモデルの値動きは「値下がり」という印象があります。

2022年といえば、3月頃まで急上昇トレンドがあったわけですが、4月頃からは下落。その結果、現在水準は、2021年秋頃と同等といったモデルが多く、「2022年春の急上昇は失われた」という例が目立っています。

ですから、人気モデルの多くは、2022年春水準と比べると『残価率が80%以下』ということが珍しくなく、特に雲上スポーツ系では60%台といった数値が多い印象です。

しかし、今回お伝えするヨットマスター2については、値下がり幅が弱い傾向があります。

コンビモデルである116681は、昨年5月に約311万円という水準でしたが、現在は290万円。この1年間で21万円程度の値下がりにとどまっており、残価率も約92%という水準であります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年5月
の安値
2023年5月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター2
116681
中古 1年
0ヶ月
¥3,119,000 ¥2,900,000 -219,000 92.98%

なお、前回116681をお伝えしたのが2022年5月であるため、今回はちょうど1年前との比較としています。

そのため、「2月頃はもっと高かったのでは?」と思われるかもしれません。

実際、他のスポーツロレックスの場合、2022年2月⇒5月で残価率が80%台ということもあるわけですから、「2022年トップ水準との比較」という意味では2月頃と比べるのが妥当だといえます。

しかし、この116681の2022年2月水準は約314万円。5月水準と大きく変わりないのです。

ですから、116681は2月を含めた“2022年春水準”との比較でも、残価率は90%台ということになるわけで、値下がりに強いスポーツロレックスといった印象になります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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