本記事の時計はルーレット仕様のZ番。Z番以降のルーレット仕様モデルはそれ以前のモノと比べて高値傾向ですが、それでもステンレスの116520の安値と同価格です。

だいたいZ番以降と以前の価格差はざっと10万円以下といったところ。ちなみに上記2009年の個体はZ番以前のモノなので、実際の値上がり額は29万円程度と考えたほうが現実的。とはいえ、それでも2009年から7年もこのデイトナを付けて楽しんで29万円も値上がりするなんてとても良い話であることは間違いありません。

2009年というとステンレスデイトナの安値が116520の白文字盤で75万円前後といったところ。16520の黒文字盤でも85万円前後が相場でした。

デイトナの場合、ステンレスよりコンビのほうが安いとはいえ、比較的新しい印象のグレー文字盤がステンレスの白文字盤より安いというのはグレー文字盤がお買い得だったということだったと思います。

当然、白文字盤の値上がりもこれとほぼ同じなため投資的にはどちらを買っても正解。

白文字盤のデイトナも良いですが、どうせだったらこのシックなグレー文字盤とコンビの組み合わせを楽しんだほうが希少性があり面白いようにも感じます。

モダンでシックなグレー文字盤のデイトナ、なかなかかっこよいと思います。また、116520よりも数が少ないだけに、ほしいという人が増えれば需要＞供給ともなりやすい。

サブマリーナやGMTマスターだと高くてもコンビを買うというのが普通なのに、デイトナの場合コンビより高いステンレスを選んでしまう傾向は前からあります。

ただそろそろ、より安くよりお得に買えるコンビのデイトナを検討しても良い頃かもしれません。