いつの時代も比較的高めの金無垢スクーバですが、それでも約10万円という値上がりを実現できているのはかなり立派といえるでしょう。
2010年ごろの金無垢ブルガリのスポーツモデルといえば、革ベルト仕様のクロノグラフ(CH35G)が20万円台後半から30万円台前半という感じ。
CH35Gにはクオーツと自動巻、また時期による仕様違いが存在するため相場はそれぞれ若干異なるのですが、それらのばらつきを考慮しても上記の範囲内に収まっていた印象です。
また、同じく金無垢+ラバーベルトという組み合わせの通称ディアゴノ金(AL38G)は30万円台前半という印象。
こちらは型番が示すようにアルミニウムの金無垢バージョン。アルミニウムに習って裏蓋がチタン製であったり、竜頭がプラスチック製であったりするため、金の含有量はスクーバよりも少なめです。
他の時計がそのような相場の頃に、30万円台後半だったスクーバは、当時としては高めという印象でしたが、上記の事情を考えると適正価格とも言えるかもしれません。
つまり、金の含有量はCH35Gとほぼ同一で、形状はAL38Gと似ている。よって、両者の要素が2つ重なったら30万円台前半よりも高い相場、すなわち30万円台後半という相場になるのは自然のことです。
しかし、安い時期に比較的相場が高めだった時計というのは、反発しづらく、そんなに値上がりしてくれないという事情もあったりします。けれども、このSD38Gはその後もしっかりと値上がり。
ということで、金無垢のブルガリは投資対象としてはかなり良い選択だっとという事例です。
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