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2016年10月29日更新

プラチナロレックスが60万円台、チェリーニ チェリニウム

このチェリーニチェリニウムの値上がり額は2009年と比べて約6万円

2009年頃15万円以下だったエアキングは今では25万円以上、25万円以下だったデイトジャスト30万円台後半以上でないと買えません。まして、金無垢やプラチナときたらそれより遥かに値上がりインパクトは高いわけで、デイデイトの場合60万円以上の値上がり額はザラという感じです。

スポーツ系に比べると値上がりインパクトが低いドレス系ですが、それでもオイスターだと10万円以上の値上がりは当たり前の状況。

しかしそれがチェリーニとなると、さすがのロレックスでも値上がり額はかなり微妙なモノとなっています。

まさしくロレックスらしからぬ相場こそこのチェリーニなのです。

しかもこのチェリーニ、不人気な古めのモデルというわけではなく、チェリニウムという比較的近代的なモデル。

プラチナのロレックスというだけでなく、

  • 凝ったデザインのシェル文字盤
  • ロレックスでおなじみのアラビア数字
  • 近代的なケースデザイン

という人気要素を散りばめたモデルなのです。

しかもこの60万円台前半という価格、ロレックスやということを考慮せず、単にプラチナケースのモデルとして見た場合でも、かなり安い方だと思います。ましてマニュファクチュールときたらこれより安いものは無いのではないでしょうか。

ということで、2針+スモセコに革ベルトというカラトラバ系腕時計を購入したいと考えた場合、現在チェリーニこそ最もお得なモデルなのではないかと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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