ルミノールクロノ PAM00052
このところ、2000年代に現行だった“レギュラーモデル”の多くが「久々に上昇」となっているパネライ。
しかしながら、2000年代世代でもエルプリ搭載のルミノールクロノはあまり評価されていない様子があります。
今回お伝えするのは、PAM00052でありますが、これは1999年に500本限定で出たモデル。ルミノールクロノ最初のモデルであります。
52番が登場した翌年から、ルミノールクロノはレギュラー化。2000年に72番(ブレスレット)と74番(革ベルト)が登場しましたが、「レギュラーモデル(=限定モデルではない)」といっても、エルプリ搭載のフラッグシップモデルといったキャラクターでした。
当時のパネライは、ラジオミールを最上級としていたわけですが、ラジオミールが「ドレス系の最上級」ならば、ルミノールクロノは「スポーツ系の最上級」といったキャラクターだったといえます。
そういったキャラクターとエルプリ搭載ということもあり、2000年年代前半の印象は「デイトナ16520のライバル」だったといえます。
2003年ごろまで、パネライは、ラジオミール、ルミノールともに「クロノグラフ=上級モデル」といった位置づけとしており、ラジオミールではクロノグラフのラインナップが「超スペシャルモデルのみ」といった展開だったほどでした。
しかし、2004年頃からクロノグラフの位置づけが変化。そして2007年にはラジオミールクロノの通常モデルもデビューし、それ以降「パネライのクロノグラフ」における特別感は弱まったといえます。
そういったことが影響してか、2024年の今でも、ルミノールクロノ(エルプリ世代)の相場は下落気味。
特に、このPAM00052は、目立った下落となっており、2022年6月水準に対して45万円もの値下がりとなっている状況であります。
オフィチーネパネライルミノールクロノPAM00052の価格比較
時計名 | 状態 | 2022年6月の安値 | 期間 | 2024年4月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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オフィチーネパネライ ルミノールクロノ PAM00052 |
中古 | ¥1,490,000 | 1年 10ヶ月 |
¥1,034,000 | -456,000 | 69.40% |