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2016年12月11日更新

ロレックスデイトナ16519、ホワイトゴールドにエルプリ搭載のモデルは経った4年しか作られていないため希少

ホワイトゴールドモデルの特徴はステンレスとは異なる文字盤のデザイン。

その文字盤デザインと革ベルトの組み合わせこそ、ホワイトゴールドモデルの特徴的な見た目でした。

しかし、それも5桁リファレンスモデルまでの話で、6桁リファレンス以降は、どちらかというとメテオライト文字盤モデルなど天然素材文字盤+ブレスレットというモノが目立つようになります。

しかし、この5桁時代のデイトナ、それら6桁モデルにはない要素が2つ存在

それは、

という点です。

16520がそうであるように「エルプリ搭載」というのはデイトナにおける1つの希少性。そして、そのエルプリ搭載のホワイトゴールドモデルとなるとなんだか希少性の塊のような感じもします。

それでいて生産年数はたったの4年

2000年にデイトナは自社ムーブメント化され6桁リファレンスの新型となったため、この16519116519へと変化します。

116519といえば、デイトナビーチやメテオライト文字盤のインパクトが強いため、このエルプリ搭載の16519のほうは影に隠れてしまう存在。

影に隠れてしまうというのも仕方なく16519」と検索しても「116519」のほうも検索結果に引っかかってしまうというシステムの事情も存在します。

しかし、印象が薄いとはいえこのモデル、実は人気の16520よりも値上がり状態なのです。

2010年に100万円を切る価格で取引されていましたが、2016年では150万円近くまで上昇

2010年当時、この16519のイエローゴールド版、16518が安いときでは80万台だったため、より希少なホワイトゴールドとして90万台は妥当な相場だったのです。

そして、それから両者はともに値上がり

最近の相場では、イエローゴールドもホワイトゴールドも差がないという状況のため、かつての価格が安いイエローゴールドの方が値上がり額が高い状況です。

とはいえ、ホワイトゴールドのエルプリモデルは前途の通り希少性が高く、今後も期待できるモデルかもしれません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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