今年1月時点で、初値に対して50万円近い値上がりとなっていた現行デイトナのRGモデル、126505。
現行世代のデイトナは、2023年に一斉モデルチェンジを受けましたが、市場に出てきたのは2023年12月頃になってから。そういった時期において、この126505(ブライトブラック&サンダスト)は約788万円といった水準でした。
それが、今年1月時点で836万円に達していたわけで、早くも「デビュー時水準を上回る」ということを達成したのです。
そんな126505でありますが、それから今にかけても値上がりが続いている様子。
現在水準は約877万円となっており、たったの3ヶ月で40万円以上の値上がりといった動きを見せています。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2025年1月 の安値 |
2025年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
デイトナ 126505 ブライトブラック&サンダスト |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥8,360,000 | ¥8,772,600 | 412,600 | 104.94% |
この数年のロレックスといった、いわゆる人気モデルの値動きといえば、『2022年春が最も高値、その後は下落』という印象があります。
そういったことは、126といった現行世代にも当てはまるため、デイトナに対しても「過去最高値更新」ということが起きていないという印象になります。
また、同じ現行世代デイトナでもステンレスについては特に目立った変動となっておらず、むしろ数ヶ月前と比べると下落しているぐらいです。
そのようなことからすると、「現行モデルが上昇している」という印象にはならないのですが、実はK18デイトナについては値上がりしているわけです。
特に、K18の中でもRGは最も人気という傾向があるため、この126505は目立って上昇し、「値上がり⇒値上がり」という状態が続いているのでしょう。
記事では、このブライトブラック&サンダスト文字盤を追っていますが、現在水準は、初値の約788万円に対して約89万円高といったところにまで達しています。
ちなみに、YGの126508については白文字盤を追っていますが、そちらも2ヶ月前に対して数十万円高といった様子が見られます。
長年、「ステンレスは値動きする」、「K18はあまり動かない」という印象があったといえますが、今や「K18こそ値動きする」わけです。
こういったことからして、まさに過去の常識を覆す事態となっているわけですが、これまでの“人気モデル変遷”や“人気要素の移り変わり”を見ると、数年に一度トレンドが変わるということは珍しくないといえます。