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現在相場考察

5桁世代のK18モデルが評価されている、サブマリーナー16618青文字盤

2025年6月20日更新
ロレックスのサブマリーナー16618について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年2月の安値と2025年6月の安値を比較し現在相場を考察。この4年4ヶ月での変動は165万円の値上がりだった。

サブマリーナー 16618 青文字盤についての考察(2025年6月)

このところ、5桁世代のK18スポーツモデルが相対的に高値となっている印象があります。

この“相対的に高値”というのはどういうことかというと、『6桁世代の相場に迫る』といった状態や、『6桁世代と同等』となっていることであります。

現在のSSモデルの相場がそうであるように、これまでの相場序列では「5桁よりも6桁のほうが結構高い」というのが常、といった傾向がありましたが、近頃のK18相場ではそういったことが覆されている側面があるのです。

そういった傾向が顕著なのはGMTマスター2であり、現在、16718と116718LNが“ほぼ同等”といえる部分があります。

また、WGモデルと比較した場合、16718のほうが明らかに高値となっているため、過去の序列からするとK18の5桁が強くなっている、という印象になるわけです。

では、サブマリーナーの場合はどうかというと、16618(青)の現在水準は約445万円といった状態。

それに対して、6桁世代の116618LBは約489万円~となっているため、16618との差は約44万円といった状態。

ですから、サブマリーナーにおいても5桁が6桁水準に迫っている、といった見方ができるといえます。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年2月
の安値
2025年6月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
サブマリーナー
16618
青文字盤
中古 4年
4ヶ月
¥2,805,000 ¥4,455,000 1,650,000 158.82%

なお、サブマリーナーの場合、現行のWGモデルが安価という傾向があるため、16618を126619LBと比較した場合でも約53万円の差といった状態です。(現在126619LBは約498万円~)

2022年3月時点では、126619LBが約600万円だった一方、5桁の16618は398万円。両者の差は実に200万円以上もあったのです。

それが今や、現行WG(126世代)対5桁の差が約53万円といった状態。

2022年春から現在にかけて16618は値上がりした一方、126619LBは下がっているため、両者の差は狭まったといえます。

こういったことからしても、K18の5桁スポーツモデルが“以前よりも高くなった”ということが、はっきり分かるでしょう。

16618は2022年2月3月といった時期に対しても、40万円以上の値上がり。その一方で、現行世代は2022年2月頃よりも100万円安といったことになっています。

16618は2022年春に対して値上がり状態であることに加え、他の世代のK18モデルに対する相対的な立ち位置が上がったということから、「以前よりも評価されている」という感覚になります。

サブマリーナーの16618の事例からしても、やはり「5桁世代のK18モデルが評価されている」といえるかと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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