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現在相場考察

ようやく動き出した、アクアノート5167/1A-001

2025年7月19日更新
パテックフィリップのアクアノート5167/1A-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2025年3月の安値と2025年7月の安値を比較し現在相場を考察。この4ヶ月での変動は64万円の値上がりだった。

アクアノート 5167/1A-001についての考察(2025年7月)

今年生産終了になったアクアノートのブレスレットモデル、5167/1A-001。

生産終了発覚後の値動きは、これまで「特に反応せず」といったところでしたが、7月の今になってようやく動き出したといえます。

本記事で参考とした中古腕時計

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パテック・フィリップ PATEK PHILIPPE アクアノート 5167/1A-001 ブラック文字盤 中古 腕時計 メンズ

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2025年3月
の安値
2025年7月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
アクアノート
5167/1A-001
中古 0年
4ヶ月
¥8,610,000 ¥9,250,000 640,000 107.43%

現在、5167/1A-001は925万円となっているのですが、これは今年3月水準に対して64万円の値上がりであります。

なお、生産終了発覚時において、5167/1A-001はラバーベルトの5167A-001よりも中古相場が安価となっていましたが、こういった値動きをしたことにより現在水準はラバーベルトよりも高値となっています。

1998年登場の5065/1Aから続いてきた「ブレスレットのアクアノート」ですが、今年5167/1A-001が生産終了になったことにより廃止。

従来、「ブレスレットのアクアノート」は最も人気といった傾向があったのですが、ここのところは「ラバーベルトのほうが人気」といった傾向がありました。

SSノーチラスも生産終了状態となっている今、5167/1A-001は数少ない「ステンレスブレスレット」のスポーツモデルだったわけですが、これも生産終了になったことにより、SSブレスレットモデル(3針)はキュビタスぐらいになったといえます。

そういった意味で、5167/1A-001は生産終了発覚後に急上昇しても不思議でなかったといえますが、これまでは「ほぼ動かず」という状態が継続。

それが生産終了発覚から約5ヶ月というタイミングで、重い腰を上げたかのように値動きしたわけですが、なぜ今なのか気になるところだと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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