2022年3月といった時期において、890万円台という価格帯にまで達したオーヴァーシーズの3世代目モデルの青文字盤、4500V/110A-B128でありますが、その後は下落し、2023年4月には400万円割れという水準になっています。
400万円割れとなった後、4500V/110A-B128は「下落⇒上昇」という動きを繰り返すようになり、2024年5月には約1年ぶりに400万円以上に回復。
ただ、その後は再びの値下がり傾向に転じ、今年4月時点では370万円台にまで下がっていたのです。
2022年春の急上昇後における4500V/110A-B128の相場として、最も安かったといえる水準が370万円台。今年4月の370万円台という状態は、2024年2月に続いて2回目だったといえます。
そんな4500V/110A-B128でありますが、現在水準は「さらなる下落」となっており、約356万円にまで値下がりしている様子。
今年5月以降において、4500V/110A-B128は「1つだけ安価な個体」といった感じで、350万円台やそれより安価な個体が出ることがあったのですが、これまでは「ボトム価格のみが安価で、他は370万円以上」という状態が見られました。
しかしながら、現在の状況は、ボトム価格が約356万円、2番目に安価な個体が約362万円、3番目が約367万円というように、分かりやすく下がっているといえるといえます。
そういった意味で、現在、4500V/110A-B128は350万円台になっているといえるわけで、2022年春以降としては、過去最安値を更新してしまった状態であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2025年4月 の安値 |
2025年8月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ヴァシュロンコンスタンタン
オーヴァーシーズ 4500V/110A-B128 |
中古 | 0年 4ヶ月 |
¥3,739,000 | ¥3,568,930 | -170,070 | 95.45% |
これまで記事でお伝えしてきた4500V/110A-B128の主な変化を以下に示します。
主に、価格ステージ変化(例:400万円台⇒500万円台)が起こった時期をピックアップしました。
2019年6月時点で約205万円だったのが、2020年12月に300万円近い状態となり、2021年6月には450万円近い水準に上昇。そこから一気に伸びた結果、2022年2月3月といった時期には700万円台、800万円台という水準に達していました。
その後下落した下落した結果、現在水準は350万円台となり、気づけば2020年12月水準に対して60万円程度の差しかない状態になっているといえます。