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現在相場考察

100万円超えとなった、スポーツクロノCH35G革ベルト

2025年10月15日更新
ブルガリのスポーツCH35Gについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年10月の安値と2025年10月の安値を比較し現在相場を考察。この2年0ヶ月での変動は40万5000円の値上がりだった。

スポーツ CH35G クォーツ 白文字盤 革ベルトについての考察(2025年10月)

長らく、お得価格で購入可能なK18モデルとして紹介してきたブルガリのスポーツクロノCH35G。

この世代のブルガリ型番には、ムーブメントやストラップの違いが表記されていないため、同じ「CH35G」でも各要素で相場が大きく変わるので注意が必要です。

さて、今回お伝えするのはCH35Gの“革ベルト”、“クォーツ”という内容。

この組み合わせのCH35Gが、2020年頃まで長らく30万円台という価格帯で購入可能でした。

そのため、何度も「お得なK18モデル」として紹介してきたわけですが、それが2021年1月になると「約12年ぶりに大きく相場が変化する」といった様子が見られました。

その際、CH35G(白文字盤、クォーツ、革ベルト。以下同様)は約46万円となっており、長らく続いた30万円台から脱却したのです。

その後も、CH35Gは上昇し、前回お伝えした2023年10月時点では約69万円に上昇。

2022年頃から、この世代のK18ブルガリが上昇するという傾向がありましたが、それに伴ってCH35Gも大きく伸びた経緯があります。

そんなCH35Gですが、それから今にかけても大きく伸びている様子。

現在水準は、なんと約109万円となっており、ついに100万円超えとなっていると同時に、かつての「ブレスレット版」をも超える価格帯に到達しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年10月
の安値
2025年10月
の安値
変動額 残価率
ブルガリ
スポーツ
CH35G
クォーツ
白文字盤
革ベルト
中古 2年
0ヶ月
¥693,000 ¥1,098,000 405,000 158.44%

なお、このCH35Gが30万円台となっていた際、もう1つのお得K18モデルとして、タグホイヤーのCS3140が存在しました。

CS3140は、1964年復刻モデル。手巻きムーブメントを搭載し、今ではSSモデルが50万円台となるなど、以前とは比べ物にならないぐらい高値となっています。

そのCS3140は、2023年12月時点で90万円台となるなど、このCH35Gに対して大きく差をつけていたわけですが、今回CH35Gが100万円超えとなったことにより、今度はCH35GがCS3140を抜かしてしまった、といえる状況であります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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