長らく、お得価格で購入可能なK18モデルとして紹介してきたブルガリのスポーツクロノCH35G。
この世代のブルガリ型番には、ムーブメントやストラップの違いが表記されていないため、同じ「CH35G」でも各要素で相場が大きく変わるので注意が必要です。
さて、今回お伝えするのはCH35Gの“革ベルト”、“クォーツ”という内容。
この組み合わせのCH35Gが、2020年頃まで長らく30万円台という価格帯で購入可能でした。
そのため、何度も「お得なK18モデル」として紹介してきたわけですが、それが2021年1月になると「約12年ぶりに大きく相場が変化する」といった様子が見られました。
その際、CH35G(白文字盤、クォーツ、革ベルト。以下同様)は約46万円となっており、長らく続いた30万円台から脱却したのです。
その後も、CH35Gは上昇し、前回お伝えした2023年10月時点では約69万円に上昇。
2022年頃から、この世代のK18ブルガリが上昇するという傾向がありましたが、それに伴ってCH35Gも大きく伸びた経緯があります。
そんなCH35Gですが、それから今にかけても大きく伸びている様子。
現在水準は、なんと約109万円となっており、ついに100万円超えとなっていると同時に、かつての「ブレスレット版」をも超える価格帯に到達しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年10月 の安値 |
2025年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ブルガリ
スポーツ CH35G クォーツ 白文字盤 革ベルト |
中古 | 2年 0ヶ月 |
¥693,000 | ¥1,098,000 | 405,000 | 158.44% |
なお、このCH35Gが30万円台となっていた際、もう1つのお得K18モデルとして、タグホイヤーのCS3140が存在しました。
CS3140は、1964年復刻モデル。手巻きムーブメントを搭載し、今ではSSモデルが50万円台となるなど、以前とは比べ物にならないぐらい高値となっています。
そのCS3140は、2023年12月時点で90万円台となるなど、このCH35Gに対して大きく差をつけていたわけですが、今回CH35Gが100万円超えとなったことにより、今度はCH35GがCS3140を抜かしてしまった、といえる状況であります。