腕時計投資新聞

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サブマリーナを考える2、16613SG(P番、シャンパン文字盤)

5桁リファレンスのサブマリーナが現行だったのは2010年まで。

時計ブームが起こり、ドンキホーテなどでも積極的に高級腕時計が販売されていた頃、どのドンキホーテでもステンレスの16610を見かけました。

それより上級の青サブ=16613ですらも、郊外のドンキホーテで売られているのが珍しくなく、サブマリーナ全般は“珍しくない高級腕時計”なのです。

通常、レア物になればなるほど取り扱われる時計店の数が減り、だいたい「どこの時計店だったらなにを扱っていそうか」という予測ができます。

例えばサブマリーナなら、

ステンレスや青サブならドンキホーテでも手に入る。ノンデイトは逆にレアでドンキホーテでも取扱があるものの、時計店に行ったほうが確実。オールゴールドのサブマリーナは六本木ドンキか時計店。

という具合にすみ分けされています。

しかし、この16613SGは、ジャックロードやかめ吉など有名時計ショップですらもあまり置いていない希少な時計だったのです。

しかも価格は高い!

同じくコンビの青サブに対して20~30万円ほど高い印象

つまり、サファイア&ダイアの文字盤代が20万円ということ。

そう言われるとピンときません。

それが、、
ロレックス全般が高騰して買いづらくなっている現在に朗報です。

P番以降に関して1661316613SGの価格差が10万円程度になっているのです!

(補足)
P番というと「有難がられる」「高い」という印象ですが、それは間違いであると私の本の中にも書きました。
(補足おわり)

ここでP番以降がなぜ重要かというと、サブマリーナの場合、P番以前はバックルがステンレスなのに対し、P番以降はバックルもコンビになっているのです。

GMTマスターにも言えることですが、スポロレコンビモデルの場合、バックルがステンレスかコンビになっているかで、相場が異なります

当然高いのはバックルがコンビになっているモデル。

例えば現在の16613の相場だと、

・バックルがステンレス=約67万円
・バックルがコンビ=約81万円

なのです!!

ということで、この記事で紹介しているP番の16613SG(シャンパン文字盤)と16613(黒文字盤)の価格差は約9万円

青サブだともっと価格差が少ないのです。

これまで割高な印象だった16613SGですが、現在の相場だとお買い得な相関関係に。。

しかも、現行6桁リファレンスのダイヤ文字盤モデルにはルビーがありません!!

最もオーソドックスな「サブマリーナ」という中での希少種。

16613SGは、ツウが選ぶ乙な選択肢だと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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