このサブマリーナがモデルチェンジした時にまず思ったのが、高くなったな、という印象。
かつての16610の新品が約40万円
デビュー当時の116610LNの新品は約60万円
つまり、20万円ほど高くなってしまったのです。
その分ベゼルは凝ったものになりましたが、破損すると高いというデメリットもあります。
ロレックスに限らず2000年代後半以降にモデルチェンジされた時計の多くが巨大になりました。
それまでメンズサイズは、
・33から35mm=ドレスウォッチ
・38から40mm=スポーツウォッチ
というのが常でしたが巨大化した時計は、
38mmから41mm=ドレスウォッチ
40mmから45mm=スポーツウォッチ
という具合に。。
サブマリーナは40mmと“小ぶり”なほうですが、デビューした当時は「かっこいい」という声が少なかったように思えます。
(エクスプローラも同様)
以前のモデル16610よりだいぶ高くなったことから、116610LNが新型として登場したばかりの頃は“お買い得”とは到底思えない価格でしたが、実は2012年と比べると25万円ほど高くなっている様子。
つまり、当時高いと思っても“実は買った値段より高く売れる可能性”がある時計だったのです。
通常、新型モデルはデビューした直後が最も高く、その後徐々に値下がりしていくという現象が見受けられます。特に2007年にデビューしたミルガウスなどはその傾向が顕著で100万円以上のプレミア価格だった116400GVはその半額近くまで値下がりしたといっても過言ではありません。
つまりこの116610LVから学べることは、売るときのことを予測せよということです。
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