5桁時代の16233はオーソドックスなロレックスとして流通量がかなり多いモデルですが、116233が登場した2004年以降は、世界的にスポーツロレックスが流行っており、デイトジャストの存在感は薄れた時代です。
そのためか、個体数が16233よりかなり少ない116233。
他のモデルと同じように6桁時代となって以前より高くなった116233は、5桁時代よりなにかと身近ではない存在になりました。
そのためか、デビューより約13年経った今においても、まだまだ“新型”という印象の強いこの時計。
デイトジャストシリーズの再ブランディングによって、116233は“デイトジャスト36”という名称になりましたが現行モデルに変わりはありません。
そして、16233と比べて約30万円も高いという中古相場こそ“新型”と感じさせる所以でしょう。
不思議なことに、5桁リファレンス同士ではWGベゼルモデル16234とコンビモデル16233の価格差は17600円しかありませんが、6桁モデルとなると116234より14万円も116233のほうが高いのです。
確かに、116233はブレスレット中央部に対する金の含有量が高いため、ステンレスブレスレットの116234より14万円高いというのは自然です。
とはいえ、中央部分が空洞の16233でも16234より金の含有量が多いことにかわりはなく、その価格差が2万円以下というのは不自然だと思います。
おそらく、5桁時代のデイトジャストは数が多すぎるため“ありがたみ”がなく、結果的に安値なのでしょう。
それに対してオーソドックスな存在ではなくなった6桁時代のデイトジャストは数が少なく、高めの相場となっていると考えることができます。
そして面白いのはこのデイトジャスト116233、2009年と比べて25万円もの値上がり状態なのです。
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