腕時計投資新聞

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2017年4月9日更新

だいぶ高級なCPCPという存在、カルティエ『タンク アビス』

このタンクアビス、非常に艶っとした魅力があり、その姿は三雲時計に匹敵します。

というより、カルティエというブランドの“三雲時計”ポジションとして開発されたのがこのタンクアビスでしょう。

実際、2000年頃の新品実勢価格は180万円前後パテックフィリップのプチコンプリケーションと同じレベルです。

そんなタンクアビス、その新品実勢価格を中古相場が維持することはできず、2010年には中古が60万円台という水準まで下落。

しかし、今ではそこから相場は回復したため、立派な成績を納めた値上がり腕時計という実力となっています。

とはいえこの時計、現在ホワイトゴールドモデルが80万円台後半で売られているため、10万円前後の誤差はある模様。

それでも、2010年の相場から値上がりしたことに変わりはありません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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