腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
2017年7月4日更新

かつてレア物と言われた、カルティエパシャCクロノグラフW31039M7

現在、パシャCは男性用というより女性用として捉えられることが多いキャラクターですが、2000年頃においては男性用としてロレックスと比較される存在でした。

その頃、現在15万円以下の中古相場となっている3針パシャCの新品実勢価格は29万円という水準だったのに対し、サブマリーナノンデイト(新品)は約28万円だったのです。

それがパシャCのクロノグラフとなると約40万円という新品実勢価格となり、「1つ上の高級モデル」という印象がありました。

そのため、パシャCクロノグラフには「高いモデル」という印象が強かったため、安い時期でもパシャ38mmの3針と同等かそれ以上に高い相場を維持

しかし最近では、パシャ38mmの人気が一定数あるのに対し、パシャCクロノグラフにはあまり人気がない模様です。

そのため、パシャCクロノグラフは、史上最安相場という水準となりつつあるのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -