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116622は値上がり中16622は変化なし、ヨットマスターロレジウム

最近のスポーツロレックス相場は、マイナーチェンジといえるモデルの場合、新しいモデルの相場が上がる傾向があります。

例えば、エクスプローラの14270114270の場合

ランダム番の114270が高い一方、P番の14270は他の14270と大差ない相場です。どちらも最終モデルであることに違いはないのですが、評価されているのは114270の最終モデルのみです。

例えば、GMTマスター16700GMTマスター2 16710の場合

GMTマスターGMTマスター2は名前が違う点と、時針が単独で動くという機能が違いますが、見た目はそっくりです。GMTマスターの最終モデルとして99年生産終了となった16700のA番は評価されてもよさそうですが、他の年式と大差ない傾向。一方、17610の最終品番であるM番は、びっくりするほどの高値となっています。

つまり、同じ見た目だと新しい方が高くなる

よって、ほぼ同じ見た目である16622116622の場合、116622の評価が高くなる一方、16622の評価は変わらないというのは現時点では自然なこと。

とはいえ、前期には前期の魅力があり、16700のようにその型番の最終モデルということに価値を見出す方も多いのではないでしょうか。

ということで、この現象は将来的に変わりそうだと感じていますが、現在の状況では、16622ではなく116622を買ったら短期で20万円近い値上がりとなったのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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