コルムといえば“ヨットのペナントが書かれた時計”のイメージがある一方、かつて雑誌やお店でよく見かけた“バブル”という印象もあります。
バブルシリーズは、ちょうどパネライ&フランクミュラーがブームだった2003年前後に流行っていたという印象。
現在コルムの腕時計は時計店でも見ることが少なく、あまり目立たない印象ですが、2003年頃においてバブルはよく目にする存在でした。
しかし、バブルはいつの間にか目にすることは少なくなり、今ではコルムというブランド自体もあまり目にしない傾向です。
コルムの時計は現在5つのラインナップがある模様ですが、それらがどのようなラインナップであるかをイメージできるという人は少ないでしょう。
コルムというブランド自体の知名度はあるのに対し、ラインアップしている時計があまり知られていないというのは惜しい点だと思います。
そしてそれは人気がないということにもつながり、値下がりの原因ともなりそうです。
しかし、そんなコルムの中でも2003年頃のバブルはきちんと値上がり状態。
その頃のバブルは魅力的かつ、多くの人に認識されているからこそ需要があるのです。
では、バブルのように値上がり状態でないものにはどのようなモノがあるかというと、このジャンピングアワーのようになかなか魅力的なモデルが存在します。
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年夏頃の安値(タイムトンネル、黒文字盤) | 2017年7月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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コルム
ジャンピングアワー 154.201.20 |
中古 | 5 | ¥199,800 | ¥219,200 | 19,400 | 109.71% |
この時計、
という3つのラインナップがありますが、限定数が300ということもありあまり目にすることの無い時計です。
出た時期は2002年の模様であり、まさに人気が高いバブルと同じ時期のモデル。
42mmという大きなケースとミレネリー風の大胆なデザインがとても良く、特にサーモンピンク文字盤はクラシカルさが際立って魅力的だと感じます。
安価なジャンピングアワーといえば、先日紹介したオメガがありますが、このコルムはより近代的なボリューム感のあるデザイン。
オメガのジャンピングアワーも魅力的ですが、遊び要素をもつこのコルムも迷いがいのあるモデルだと思います。
ジャンピングアワーという機構自体が希少かつ、生産数も少ないこのコルム。
2012年からほぼ相場が変わっていないため、遊び時計の1本として検討しても良いかもしれません。