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程度が良い個体の事情、ブランパントリロジーフィフティーファゾムス

最近人気がある様子の90年代ブランパンですが、その相場感覚をつかむのは難しいという事情があります。

特に人気があるのは、97年に3兄弟として登場した「トリロジー」シリーズですが、

  • フィフティファゾムス
  • GMT
  • エアコマンド
  • いう3種類の中で、エアコマンド以外の相場をつかむのが難しいといえるでしょう。

    エアコマンドは比較的程度が良い個体が多く、かつての実勢価格も三雲スポーツモデルに相当したため、“かなり高級なモデル”としての扱いを受けている傾向。

    一方、フィフティファゾムスとGMTは、2000年代前半において当時のスポーツロレックスにプラスアルファという額で買えたため、エアコマンドほどの扱いを受けていなかった傾向があります。

    また、ブランパンの時計は作りが良いという定評がある一方、ロレックスと比べるとデリケートな点が目立つという事情も存在。

    そのため、売り出されている個体は“売るにあたって正規オーバーホールに出した”というモノが目立ちます。

    他のブランドの場合、売る前にあえて正規オーバーホールをするという事例は少なく、その傾向が目立つのはパテックフィリップの複雑モデルの一部という印象。また、4桁リファレンスのアンティークロレックスも、本物証明のためにオーバーホールするということがあります。

    しかし、それら特殊なモデルと比べると、このフィフティファゾムスはシンプルな3針の時計。ですから、一見ロレックスと同じような見た目でも、その感覚で使ってしまうと痛みやすいという事情があるのでしょう。

    そのため、同じ時期において相場には差があり、程度の良いモノと使用感のあるモノが同じ時期において20万円近い価格差で、さらに両方同じタイミングで売れていくという事情が存在。この場合、単に価格の差だけで判断すると超短期間で20万円もの値上がりとなったようにも見えますが、実際はそうではないのです。

    そして今回、程度が良いモノ同士の価格差を検証してみたところ、ロレックスが全体的に安かった2011年と差があまりないということがわかりました。

    ブランパントリロジーフィフティファゾムス2200-1130-71の価格比較

    時計名 状態 2011年2月の安値(ヤフオク) 期間 2017年8月の安値(楽天) 変動した額 残存価額
    ブランパン
    トリロジー
    フィフティファゾムス
    2200-1130-71
    中古 ¥405,000 6年 ¥449,280 44,280 110.93%
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