
今年2017年、中古腕時計の相場がどのような動きになったのか。改めて振り返って見たいと考えます。
IWCは全体的に相場が変わらない印象です。特にインヂュニアのAMGコラボモデルは人気要素があるにもかかわらず2009年頃と比べても大きく値動きしていない様子。また、ポルトギーゼなど人気が高いモデルでも相場変化がない印象なのは同様です。
その他
ブランパンとブレゲの90年代ステンレススポーツモデルが値上がりした印象で、ブランパンフィフティファゾムスやブレゲタイプXXなどが目立っています。
シャネルJ12やルイヴィトンは2016年に安値傾向となりましたが、2017年には値上がりし反発気味。
ヴァシュロンコンスタンタンについては、オーバーシーズ第一世代の3針モデルが全体的に値上がりした印象ですが、クロノグラフモデルは横ばい状態だといえるでしょう。
オーデマピゲ、ゼニス、ブライトリングなどはモデル数が多く、追いきれないという事情もありますが特に目立って値動きしていない印象です。
まとめ
2017年は数多くの腕時計が高くなった年という印象で、史上最高値水準の腕時計がいくつか存在するほどです。
最も早く値上がりしたのがロレックスデイトナの16520ですが、先陣を切って16520が高くなった後にその他の時計が続いたというようにも感じる値動きが興味深い点だと感じます。
特に、良い要素があるのに相対的に安いと感じたモデルは、16520が値上がり傾向となった2016年12月から1年後に高くなったといように、値上がりするまでにタイムラグがあったようにも映ります。
よって、良い要素があるのに相対的に安く感じるモデルに関しては、今後もそういったように、遅れて上昇する値動きとなる可能性があると思います。