2015年に登場した世代のオイスターパーペチュアルは、まだまだ「新しい」印象がありますが、早くも今年生産終了となってしまいました。
登場してから5年での生産終了は、ロレックスとしてはかなり早いといえますが、ここ最近の事例からすると珍しくないともいえます。
近頃、デビュー後5年程度でモデルチェンジされる傾向があるのは、ムーブメントの世代交代による影響だといえますが、このオイスターパーペチュアルもまた、今回のモデルチェンジで新しいムーブメントに変更されました。
ただ、オイスターパーペチュアルの場合、ムーブメント変更だけでなく見た目もガラッと変化。フルモデルチェンジといった印象となり、旧モデルがはっきり「レア」という印象となったのです。
シードゥエラーディープシーやヨットマスターの場合、モデルチェンジによる変化は、ムーブメントとリファレンス番号が変わった程度といっても過言でありません。
それが今回のオイスターパーペチュアルでは、文字盤デザインが一新。2015年に登場した文字盤デザインは評判が良かったと感じますが、その全てが廃止されてしまったのです。
2015年登場世代の文字盤デザインといえば114300という印象がありますが、それ以前からある114200にも採用されています。今回のモデルチェンジでそれらは、いずれも廃盤となってしまいました。
独特の色合いのサンレイ文字盤に、文字盤色とは異なる“差し色”が配色されるというデザインは、筆者個人的にもかなり好きだったのに、今では「旧モデル」となってしまったわけです。
その結果、2015年デビューのオイスターパーペチュアルはいずれも値上がり傾向。これまでは、ダークロジウム文字盤だけが特に高いという状況だったのが、今では全体的に高くなっている印象です。
とはいえ、ダークロジウム文字盤はやはり高く、今ではその中古水準はなんと70万円台に到達。
オイスターパーペチュアルというエントリーモデルが、「生産終了によって値上がり」となるのは、おそらく初のことですが、中古水準が70万円台になったのも凄いといえます。
ロレックスオイスターパーペチュアルダークロジウム文字盤114300の価格比較
時計名 | 状態 | 2019年10月の安値 | 期間 | 2020年9月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス オイスターパーペチュアル ダークロジウム文字盤 114300 |
中古 | ¥575,000 | 0年 11ヶ月 |
¥708,000 | 133,000 | 123.13% |