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現在相場考察

値上がりしている、オーバーシーズクロノグラフ49150/B01A-9095

2020年9月17日更新
ヴァシュロンコンスタンタンのオーヴァーシーズ49150/B01A-9095について斉藤由貴生が執筆。本記事では2019年10月の安値と2020年9月の安値を比較し現在相場を考察。この11ヶ月での変動は10万4250円の値上がりだった。

オーバーシーズ クロノグラフ 49150/B01A-9095についての考察(2020年9月)

1996年にデビューしたオーバーシーズは、3針とクロノグラフというラインナップで登場しました。

このようなラインナップはロレックスオイスター系に近く、雲上スポーツの中では最もスポーツロレックスに近いラインナップだったといえます。

今ではノーチラスにもクロノグラフが用意されていますが、ノーチラスのそれは、雲上コンプリケーションといった印象です。

それに対して、オーバーシーズは一般的なクロノグラフと同じ印象。デイトナよりも少しラグジュアリーな存在といったポジションだといるでしょう。

オーバーシーズといえば、現行ラインナップは2016年にデビューした3代目となっていますが、ロレックスとは異なり、古いほど安いという中古相場となっている様子があります。

2代目オーバーシーズのクロノグラフは、世代的には116520と同じだといえますが、かつて116520よりも高かった中古水準だったのが、今では116520よりも安い状況です。

とはいえ、その相場は動いていないわけではなく、この1年ほどの間で10万円ぐらいの上昇という動きをしています。

この1年といえば、新型コロナによる下落トレンドなど、2度の大きな値下がりがありましたが、この49150/B01A-9095は値上がりしているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)オーヴァーシーズ クロノグラフ 49150/B01A-9095〔腕時計〕

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2019年10月
の安値
2020年9月
の安値
変動額 残価率
ヴァシュロンコンスタンタン
オーバーシーズ
クロノグラフ
49150/B01A-9095
中古 0年
11ヶ月
¥1,575,750 ¥1,680,000 104,250 106.62%

先のように、オーバーシーズ古いほど安いという傾向があり、現行品の注目度が最も高いという傾向があります。

2代目オーバーシーズの登場は、現行ノーチラスと同じ時期でしたが、2016年の段階ですでに3代目にバトンタッチされてしまったため、今ではそのキャラクター性が分かりづらいかもしれません。

そういったことは、ある意味ハンディともいえますが、そうでありながら、この1年という値下がりトレンドが目立っていた時期に値上がりしたのは、優秀といえるかと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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