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2016年4月21日更新

35万円前後の選択肢、ブルガリスポーツクロノ金

その通り、それからきちんとスポーツクロノは値上がりをして、20万円台でも30万円台前半でも利益が出る時計だったと証明されました。ブルガリは基本的に不人気で、値上がりしている時計のほうが少ないのです。カルティエパシャCもそうですが、リーマンショックがきっかけで値下がりした後、そのままずっと値下がり状態という時計がブルガリには多々あります。逆に、パネライなどはリーマンショック後25万円まで下がったモデルが、現在45万円以上と約20万円程値上がりしています。

スポーツクロノにはクオーツモデルと自動巻モデルが存在し、革ベルト仕様と金属ブレスレット仕様が存在。金無垢モデルの場合、ブレスレットもK18ですから、革ベルトモデルとブレスレットモデルでは相場がかなり異なります。当然上記の20万円台というのはクオーツ+革ベルトの組み合わせの話。かつて最も安かったその組み合わせでも現在30万円台で買えるギリギリの価格なのです。

この時計、なんとも見た目がかっこよく、茶色の靴に合わせたらとってもオシャレにつけこなせそう。しかし、革ベルト、しかもイエローゴールドのため、2本以上時計を持っている人のサブ時計としてオススメな内容。私も何度か購入しようと考えましたが、すごくかっこよくて欲しいと思う反面、他の時計よりのほうが購入優先順位が上がってしまい、未だに手を出せていません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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