5桁リファレンス時代のエクスプローラーは、114270含め長らく30万円台後半でしたが、114270や14270のP番は一足先に40万円台になっていました。
また、14270のコンビ版とも言われたオイスターパーペチュアルの14203も先に40万円台になっており、エクスプローラーを取り巻く周辺は40万円という水準に達していたのです。
ですから今回、エクスプローラー14270が高くなったということは自然な印象であり、とても理解できる現象だと感じます。
とはいえ、かつてロレックスでデイトナと肩を並べるほど人気だった14270は、GMTマスター2の16710やデイトナ16520が数ヶ月単位で値上がりするという状況になっても、相場が変動する様子が無かったのは興味深い点。
現在人気が高いスポーツロレックスに影響され高くなることは無かったものの、周辺の時計が高くなると連動するかのように高くなったというのは面白いと思います。
最近、5桁リファレンスのエクスプローラーは「サイズ感」や「つけ心地」がとても良いと評価する人が多く、再評価の動きもある存在。
ですから、過去の人気ぶりと現在の再評価傾向、他のスポーツロレックスの相場を考慮すると40万円台という額はそれほど高いわけではないともいえるでしょう。
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