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カルティエらしさという魅力、サントス100 W20073X8

革ベルト、白文字盤、ステンレスというこのモデルはサントス100を象徴するオーソドックスなモデルという印象。

このモデルは人気がある様子で、2013年より2016年のほうが高く、2016年より2017年のほうが高い状況です。

ちなみに、自社ムーブメントを搭載したカリブルドゥカルティエサントス100より高かったことがありますが、今ではサントス100のほうがカリブルより高い相場

デザイン的にも、モデルのストーリーとしても、カルティエらしさを感じるサントス100

このようなカルティエらしさ」という価値は、自社ムーブメントという要素を超越するモノがあるのかもしれません。

サントスというモデルは、カルティエらしさを感じるだけでなく、ひと目見てサントスだと分かる独特の個性を備えています。

このような個性はノーチラスに近いとも感じ、時代によっては不人気要素となってしまう反面、爆発的な人気が出る可能性もあるといえるでしょう。

ただ、もしもサントスにそのような出来事が訪れるのであれば、新しいモデルというきっかけがいるかもしれません。

もしもサントス100カルティエの自社ムーブメントや、ジャガールクルト製ムーブメントが搭載された新モデルが投入されたならば、何かと話題になりそうだと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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